井桁のバリエーション
どうもこんにちは。井桁です。井桁は思いのほかバリエーションが多く、井桁だけでこんなになるとは予想外でした。初めのころはシャープ#とか呼んでいたときもありましたが、家紋に興味を持ってその関連を考えるようになってからは井桁と呼んでいます。これ井桁分類にしてもいいのか?と疑問なのもありますが今のところ21個確認しています。(追記2023年12月16日、22個になりました。)
↑①これがノーマルかなと思っている井桁。ノーマルっていうのは一番よくみるということですかね。真ん中の四角は縦も横もだいたい枠の三分の一くらいの区切りでできている。特徴と言ったらそのようにバランスが良いことでいろんな地域にあるがこれは@長野県上田市。ツタがいい感じ。
↑②真ん中の四角が小さい。隙間が薄ーい。@埼玉県川越市
↑③四角が横に長くて大きめなバランス。棒は太め。@神奈川県海老名市。他に鹿児島市でも見た。
↑④四角の横幅がさらに長く大きい。棒は細い。あっけらかんとして明るい。写真がブレているのは、まだこの時は活動初期で人目を気にしていて、慌てて撮ったからです。@島根県出雲市。調べたらこの後新潟、会津若松、岐阜、山形、岡山、鹿児島でも確認していて、そんなに広範囲で流通しているんだ!と驚いている。
↑⑤棒が細くて四角が大きいやつで、棒の表面が立体的でふっくらしていて、枠が一段引っ込んでいる。@島根県出雲市
↑⑥井の字のバランス感はノーマル。棒の表面がふっくらしていて枠が一段引っ込んでいる。色が何となく白っぽいのは地元のそういう砂が入っているからなのか。@島根県出雲市
↑⑦縦棒が二本とも上下に貫通している。四角の隙間はうすめ。どこにピントが合っているのかよくわからない写真ですみません。@静岡県伊豆市
↑⑧これも縦棒二本とも貫通している。⑦より棒が太いので真ん中の隙間がさらに薄いです。三島でも見ました。静岡県で普及してそう。@静岡県伊豆市
↑⑨これはバランスはノーマルな感じで、縦棒が貫通している。奥まってもいる。なんかきれい。すっきりしている。@富山県射水市
↑⑩全部の棒が貫通して枠に接している。どーんとしている井桁。なるほど井の字はこうなのだが、この透かしは珍しいのだ。@愛知県名古屋市
↑⑪縦棒の先っぽが一つだけ出ている。どうしてこうなったのか。ブロックの向きにより4パターンあるのだが代表してこれだけにしておく。@東京都世田谷区。都内のほか埼玉、群馬でたくさん確認されている。
↑⑫女の字の裏返しみたいな。シェーに見えるという向きもあるがシェーと言って今どれくらいの人がわかるのか。井桁としては未完成形。@島根県出雲市
↑⑬たてぼうの先っぽが二本とも出ていない。縦棒の方が横棒より太い、そんなフォント。@千葉県佐倉市
↑⑭これも縦棒の先っぽが二本とも出ていないやつ。棒の太さは均一なのは置いといて、裏返しにすると⑬になるのかと思いきや違うのだ。風車みたいな形じゃないから。形はどちらかというと⑫に近いんですね。@岡山県岡山市
↑⑮どこも出ていないのでもはや井桁といってよいのかどうなのか。まあ分類するのは私なので。これは風車みたいですね。アメリカの正方形の透かしブロックでこの形のはVista-Ramaというらしいです。枠に太いスジ入り。@岐阜県岐阜市
↑⑯割りばしのような井桁。棒にも枠にもスジが入っている。パキっと割れそう。@岐阜県岐阜市
↑⑰棒の表面がふっくらして、棒の先は全部斜めにカットしてある。書道の、一画目の筆を入れる所みたいになってる。枠には段が付いていて井の字は奥まっているという、高スペックなやつ。@愛知県あま市
↑⑱丸数字っていくつまであるのだ。井の字はノーマルな感じで枠にスジが入っている。ひび割れがあったりすると「味がある」と思ってつい撮影してしまう。本当はきれいなのを撮るべきなんでしょうが。
↑⑲井の字はノーマルで、奥まっている。わかりやすいよう斜めに撮ってみた。川越にもある。@東京都武蔵村山市
↑⑳井の字が奥まっていて、枠との接点が書道の払いのようになめらかになっている。@山形県山形市
↑㉑枠ごと一段引っ込んでいて井の字のバランスはノーマル。@岐阜県多治見市
↑㉒ 枠ごと一段引っ込んでいて、四角が大きい井桁。@愛知県一宮市。